いつも応援いただきありがとうございます。
Riot Blueの明志雨音です。
この口上も、これが最後になります。
私の口から、私の活動とRiot Blueについて言及はすでに終わっているとは思っています。
▶Riot Blueの話を4時間します(メンバーシップ限定配信)
プロデューサーとしても、先日12/28のRiot Blue最後の配信でお伝えすべきことはお伝えできたのかなと。
VIDEO
とはいえ、私らしい最後というものを考えたときに、それはやっぱり文章なのではないかと思い、今、これを綴っています。
---
2021年12月1から活動を開始したRiot Blue。
私が一人で構想をし始めたところから数えるならば、2021年の夏前、おそらく4、5月ぐらいからの話になるのかな。
そうは言いつつも、これは私がバーチャルYouTuber業界に足を踏みれたところから陸続きだと思っているし、さらに言えば音楽の道を志して挫折したところまで遡る物語なのだと思います。
……という個人的な話はすでに終わったメン限と、これから書くつもりのnoteを見ていただくとして。
母体会社のマネージャーをしていたあーちゃんという人間が、あるいは個人配信者だった私が明志雨音となり、ネットで歌の活動をしていた少女が詩姫になり、舞台やライブハウスで活動していた女の子が舞弦ウラになった2021年から続くRiot Blueの歴史は、2024年12月31日をもって一旦の幕引きとなります。
活動凍結の発表をしたときに、一通だけ「そんなのないよ」という気持ちが詰まったマシュマロをいただきました。
内容は至極最もで、何一つとして言い返せる要素はなかった。
その中にあった「Riot Blueってなんだったんですかね」というフレーズが、私の中でしばらく残っていました。
配信内で、それについてあまり褒められる内容ではない自嘲的・自罰的な発言をしたこともあり、がっかりさせてしまった瞬間もあっただろうなと、申し訳ない気持ちでいます。
しかしながら、今、この瞬間は別の言葉が私の中にある。
いろんな角度から話せてしまうから、とても一言で語るのは難しいながら、昨日ふと浮かんだのは。
「Riot Blueは私の誇りだ」ということです。
私は、という主語をつけてしまうと個人の視点になってしまうのですが、それを除いても成立するのではないだろうかと、思っています。
一番の夢は成し遂げられなかった。
だが、他に成し遂げたこと、形にできたこと、手に入れたものは数え切れないほどあるじゃないかと、思うのです。
詩姫とウラと出会えたことは、私の人生の中でも最良と言えるほどのものでしたし、それが最後まで色褪せなかった事実も、あまりに稀有なことです。
そして何度だって言いますが、みなさんと出会えたことで、この3年間を成立させることができました。
みなさんと築けたミュニティの質は、どこの誰にだって自慢できるものだと思います。
規模感に対して、現場に人をこれだけ呼べるVもそうそういないでしょう。
一つ一つ見ていくと、何も恥ずかしくない。
意義も意味も価値も、そして実績だって、私たちの手の中にあるんです。
だからこそ、この3年間を誇らずしてどうするのかと。
今、そう感じています。
ここで終わる、散る、ということは、うまくいかなかったということではある。
ただそれは大目標と、経済的な成功に対しての視点でしかない。
細かい話は抜きにして、この3年をその視点のみで「うまくいかなかった」と表現するのはいかがなものか。
んなはずねぇだろうがよ、と、12/21から今日までの景色を眺めながら、改めて噛み締めています。
最後だから、何でもかんでもいい話にするつもりは無論ありません。
末永くいてほしいという、みんなの想いに応えられず。
数々の至らなかった点は、これからも反省として私の中には残り続けるし、改善へ向けての原動力として燃え続けるだろう。
望んだ未来を手繰り寄せられなかった悔しさは、振り返るたびに心を抉るだろう。
当たり前にあったものがなくなった不在感と喪失感は、寂しさを誘い続けるだろう。
それも全部飲み込んで、私は言い切りたい。
いい、3年間だった。我々の軌跡にも、この結末にも、後悔はない。
理由は一つ。3人とも、笑っていられるから。
私は平家物語の序文が好きで、つねづね諳んじるのですが。
諸行無常の思想が私の中には常にあります。
よいときは長くは続かない。悪いときもまたしかり。
頂点に上り詰めてこの世の春を謳歌しようと、それは絶対に永遠には続かない。
必ず陰りは見え、必ず終わりは訪れる。
だから、隣の芝の色を羨み続ける必要はないし、またうまくいっていると思うのならば調子に乗ってはいけない。
スタート失敗から始まり、様々な浮き沈みを泳いできた3年間でした。
波には乗り切れなかったんだろうと思う。でも、溺れることはなかった。
この海を航海するための最良の方法なんてものは存在しない。
迷ってばかりだけれど、信じる航路だけは進めたような気がします。
その先にたどり着いた場所は、思ったところとは違ったけれど。
別の大切なものはすでに手に入れていました。
なんだか、とっても綺麗事ですね。
でもさ。
信じられないぐらい、綺麗事なんです。
しーちゃんもうーちゃんも、どこに出しても恥ずかしくないぐらいいい子で。
みんなも、いい奴すぎやしないか。最高かよ、ってやつ。
嘘みたいによくできたエンディングって、あるんですね。
トゥルーエンドには到達できなかったけど。
本来なかったベストエンドをシナリオ捻じ曲げて作り上げたくらいには、眼の前にいるあなたを含め我々はすげーこと成し遂げたんじゃないでしょうか。
我々に、盛大なる拍手を。
最後に。
生きている限り、可能性が潰えることはない。
だから明日も明後日も、健やかに生きていきましょう。
Riot Blueとあなたの、よりよい人生を願って。
いつかまた、ライブハウスで再会できることを願って。
以上を持って、Riot Blueの物語を閉幕いたします。
すべてのみなさまに感謝と愛を。
ありがとう。
私たちの空は、どこまでも、いつまでもつながってるよ。
さみしくなったら空を見上げて、私たちの曲を聴いてください。
これからも、末永くよろしくお願いいたします。
Riot Blueリーダー兼プロデューサー
明志雨音